vCard 2.1/vCard 3.0

vCard 形式のテキストファイルです。vCard ファイル(vcf ファイル)は、個人情報を扱うためのデータフォーマットの一つです。Windows のアドレス帳、Mac 連絡先アプリ、iCloud、携帯電話など、多くのソフトや携帯情報端末で使われています。

インポートについて

vCard 2.1 または vCard 3.0 のファイルを PowerAddress 形式のファイルに変換してからインポートします。変換作業は自動で行われます。QUOTED-PRINTABLE はサポートしておりません。

v4.8 〜 v5.0 でのインポート

FileMaker Pro 12 からのテキストファイルのインポート仕様により、インポート時にエラー(エラーコード 700)が発生します。エラーを回避する方法は以下のページをご覧ください。

v4.5 〜 v4.7 でのインポート

ファイルを開く際のファイルタイプは「すべて」にしてください。フィールド順は自動的に照合されます。vCard のエンコーディングは、Shift_JIS と UTF-8 に対応しています。

拡張子の例:*.vcf
対応する動作環境:Windows、Mac

エクスポートについて

vCard 形式のファイルに変換してからエクスポートします。変換作業は自動で行われます。フィールド順の指定は不要です。エクスポートの際、vCard 2.1 か vCard 3.0 を選択することができます。画像フィールド(オブジェクトフィールド)はエクスポートできません。

デフォルトの拡張子:*.vcf
対応する動作環境:Windows、Mac

vCard 2.1 の文字エンコードは以下のとおりです。

  • 日本語 (Shift-JIS)

vCard 3.0 の文字エンコードは、「設定> データ移行> vCard」画面の「vCard 3.0 出力文字セット」で指定します。この設定画面はエクスポート画面の「vCard」の文字をクリックして表示することもできます。選択可能な文字セットは以下のとおりです。

  • Unicode (UTF-16)
  • Unicode (UTF-8) ← Mac 初期値
  • 日本語 (Shift-JIS) ← Win 初期値

vCard 2.1 / vCard 3.0 の改行コードは、動作環境と文字エンコードにより若干異なります。Windows 版でエクスポートした場合は CRLF です。Mac 版の場合は、日本語 (Shift-JIS) のときだけ CRLF で出力、Unicode (UTF-8)、Unicode (UTF-16) のときは CR となります。

対応フィールド

インポートおよびエクスポート可能なフィールドは以下のとおりです。

  • 敬称
  • 姓_ふりがな
  • 名_ふりがな
  • 旧姓
  • 通称
  • 所属
  • 部署
  • 役職
  • 所属_国名
  • 所属_郵便番号
  • 所属_都道府県
  • 所属_市区町村
  • 所属_町域
  • 所属_番地
  • 所属_建物名等
  • 所属_TEL
  • 所属_FAX
  • 所属_mail
  • 所属_HP
  • 自宅_国名
  • 自宅_郵便番号
  • 自宅_都道府県
  • 自宅_市区町村
  • 自宅_町域
  • 自宅_番地
  • 自宅_建物名等
  • 自宅_TEL
  • 自宅_FAX
  • 自宅_mail
  • 自宅_HP
  • その他の番号
  • 携帯_mail
  • 携帯電話
  • 誕生年
  • 誕生月
  • 誕生日
  • カテゴリ
  • 性別
  • メモ

関連機能

エクスポート画面にある [Mac 連絡先を更新…] ボタンをクリックすると、対象レコードの vCard が自動的にエクスポートされ、Mac 連絡先アプリに取り込まれます。ボタン一つで実行できるので、vCard ファイルを手動でやりとりする手間が省けます。この機能は Mac 環境のときに有効となります。