はがきデザインキットの住所録からの移行方法

はがきデザインキット ウェブ版
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日本郵便の「はがきデザインキット(ウェブ版)」の住所録から移行する方法を解説します。はがきデザインキットで CSV ファイルを書き出し、先頭行を PowerAddress 用の項目名に書き替えてインポートします。インポート機能を含め、ほとんどの機能は無料でお試しいただけます。ぜひダウンロードしてお試しください。はがきデザインキットの住所録への移行方法はこちらをご覧ください。

移行手順

1. CSV ファイルをエクスポート

はがきデザインキット ウェブ版にログインし、CSV ファイル(はがきデザインキットのインストール版形式)をエクスポートします。

はがきデザインキット住所録のエクスポート画面

2. 先頭行を PowerAddress 用の項目名に書き替える

インポート時の項目の割り当てを自動で行うために、CSV ファイルのヘッダーを PowerAddress 用に書き替えます。項目の割り当てはインポート時に行うこともできますが、CSV ファイルのヘッダーをあらかじめ編集しておいた方が簡単です。インポート時に行いたい場合はここを読み飛ばし、手順3の「インポート順の指定ダイアログ」で項目の割り当てを手動で行なってください。以下は、CSV ファイルのヘッダーの書き替え方法です。

エクスポートした CSV ファイルを開き、1行目のはがきデザインキットのヘッダー(氏名(姓) 〜 送受履歴)を削除して、以下の何れかの PowerAddress 用のヘッダー(姓 〜 メモ)に書き替えます。Windows のメモ帳や Mac のテキストエディットで開いて編集するか、エクセルで開いて編集するとよいでしょう。

はがきデザインキットの住所欄は一つなので、その住所を PowerAddress の自宅宛住所か所属宛住所の何れかに割り当てる必要があります。インポート時のダイアログでも割り当て可能ですが、ヘッダーを追加する時点で指定しておいた方が後の作業が簡単です。

はがきデザインキットの住所を PA の自宅宛としてインポートしたい場合

姓,名,姓_ふりがな,名_ふりがな,,,自宅_郵便番号,自宅_都道府県,自宅_市区町村,自宅_番地,自宅_建物名等,所属,部署,役職,所属_郵便番号,所属_都道府県,所属_市区町村,所属_番地,所属_建物名等,敬称,,配偶者_名,,配偶者_敬称,,子供1_名,,子供1_敬称,,子供2_名,,子供2_敬称,,子供3_名,,子供3_敬称,,,,,,,,,カテゴリ,メモ

はがきデザインキットの住所を PA の所属宛(会社宛)としてインポートしたい場合

姓,名,姓_ふりがな,名_ふりがな,,,所属_郵便番号,所属_都道府県,所属_市区町村,所属_番地,所属_建物名等,所属,部署,役職,自宅_郵便番号,自宅_都道府県,自宅_市区町村,自宅_番地,自宅_建物名等,敬称,,配偶者_名,,配偶者_敬称,,子供1_名,,子供1_敬称,,子供2_名,,子供2_敬称,,子供3_名,,子供3_敬称,,,,,,,,,カテゴリ,メモ

3. CSV ファイルをインポート

PowerAddress を起動し、編集した CSV ファイルをインポートします。インポート画面を開き、標準タイプの [インポート…] をクリックします。ファイルタイプ(表示)を「コンマ区切り値」にして、編集した CSV ファイルをインポートします。

PowerAddress のインポート画面

インポート順の指定ダイアログでは、現在のテーブルへのデータの「追加」、フィールドの配置順を「照合名順」にして [インポート] をクリックします。以下の画面は FileMaker 18 環境の画面です。

インポート順の指定ダアイログ

4. データの確認、編集

リストやカード画面でインポート後のデータを確認してください。必要に応じて、住所の修正や最適化などを行うとよいでしょう。以下ご参考まで。

参考

  • はがきデザインキットは、インポート時とエクスポート時の CSV のヘッダー(項目名)が違う
  • はがきデザインキットの「市区町村」(PA でいう市区町村と町域)は、PA の「市区町村」にインポートされます。インポート後、「市区町村」と「町域」に分割することをおすすめいたします。

移行可能な項目

この方法で移行できる項目は以下のとおりです。矢印の左側ははがきデザインキットの住所録の項目名、右側は PowerAddress の項目名です。

  • 氏名(姓) → 姓
  • 氏名(名) → 名
  • フリガナ(姓) → 姓_ふりがな
  • フリガナ(名) → 名_ふりがな
  • 敬称 → 敬称
  • 郵便番号 → 所属_郵便番号 or 自宅_郵便番号
  • 都道府県 → 所属_都道府県 or 自宅_都道府県
  • 市区町村 → 所属_市区町村 or 自宅_市区町村
  • 番地等 → 所属_番地 or 自宅_番地
  • 建物名 → 所属_建物名等 or 自宅_建物名等
  • 会社名 → 所属
  • 部署名 → 部署
  • 役職 → 役職
  • 連名1(名:自宅欄) → 配偶者_名
  • 連名1(敬称:自宅欄) → 配偶者_敬称
  • 連名2(名:自宅欄) → 子供1_名
  • 連名2(敬称:自宅欄) → 子供1_敬称
  • 連名3(名:自宅欄) → 子供2_名
  • 連名3(敬称:自宅欄) → 子供2_敬称
  • 連名4(名:自宅欄) → 子供3_名
  • 連名4(敬称:自宅欄) → 子供3_敬称
  • カテゴリ → カテゴリ
  • 送受履歴 → メモ

PA のインポート機能をお試しください

FileMaker で起動または共有する場合は FileMaker 版を、単体で起動する場合やはじめての方はアプリ版をお試しください。好きな場所に展開(コピー)するだけ。詳しい手順はこちら、バージョンの違いはこちら。エクセルのテンプレートや他ソフトで作成した CSV からの移行方法はこちら

ファイル概要サイズ
PowerAddress 5.1 (.zip)FileMaker 版(zip 圧縮)15 MB
PowerAddress 5.1 (.dmg)FileMaker 版(Mac dmg 圧縮)19 MB
PowerAddress Win 5.1Windows アプリ版 64bit(zip 圧縮)93 MB
PowerAddress Mac 5.1Mac アプリ版(Mac dmg 圧縮)127 MB

関連ページ

外部サイト

はがきデザインキットの住所録からの移行方法」への2件のフィードバック

  1. ダウンロードファイルのリンクを修正しました。

  2. 加筆修正しました。

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