セキュリティ, パスワードの設定

ユーザーが入力した住所録データは、PowerAddress フォルダ内にある data というファイル(住所録ファイルと呼びます)に保存されます。このファイルにパスワードを設定すると、設定したパスワードを入力しない限り、データの閲覧はもちろん、検索、インポート、エクスポート、バックアップの書き出し、印刷など、PowerAddress の一切の操作が禁止されます。たとえ、住所録ファイル(data)を持ち出され、他の PowerAddress で開こうとしても、設定したパスワードを入力しない限り操作できません。

パスワードを設定すると、PowerAddress を起動する度にログインウインドウ(アカウント名とパスワードの入力画面)が表示されます。ログインするには、アカウント名の欄に「user」、パスワードの欄に「設定したパスワード」を入力し、[OK] ボタンをクリックします。

アカウント名について

アカウント名は常に「user」を使用します。変更することはできません。

パスワードを設定するには

  1. 設定> セキュリティ画面を開く
  2. [ログインウインドウを開きパスワードを設定…] をクリック、[OK] をクリック
  3. 「「data」を開く」の ログインウインドウで現在のパスワードでサインイン
    1. アカウント名:user
    2. パスワード:(現在のパスワードを入力、初期値は user)
  4. 「パスワード変更」ダイアログでパスワード変更
    1. 旧パスワード:(現在のパスワードを入力、初期値は user)
    2. 新パスワード:(新しいパスワードを入力)
    3. 新パスワード確認:(確認のため新しいパスワードを再入力)
  5. [OK] をクリック

以上でパスワードは変更されました。一旦、PA を終了してください。次回起動時には、ログインウインドウが表示されます。アカウント名を「user」にし、パスワードの欄に新たに入力したパスワードを入力してください。

ログイン時のアカウント名は、環境設定にあるユーザ名が使用されます。アカウント名を「user」にしたい場合は、以下の操作を行います。

Windows の場合

[編集] メニューの [環境設定…] を開き、ユーザー名のその他の欄に「user」と設定しておきます。

Mac の場合

[FileMaker Pro] メニューの「環境設定…」を開き、ユーザー名のその他の欄に「user」と設定しておきます。

パスワードを入力しない状態に戻すには

パスワードを初期パスワードの「user」に設定し直すと、パスワードを入力せず自動的にアクセスする状態に戻ります。

注意事項

パスワードの取り扱いには十分注意してください。パスワードを忘れると、住所録ファイルへのアクセスが二度とできなくなります。お問い合わせいただいても、パスワードを解除することはできませんのでご注意ください。

パスワードには、a ~ z、A ~ Z、0 ~ 9、および「!」や「%」などの ASCII 文字だけを使用してください。WebDirect で共有する場合は、コロンを使用しないでください。また、パスワードの安全性を高めるため、8文字以上で少なくとも1つの数字や記号を含めるなど、できるだけ強度の高いパスワードを設定することをおすすめします。