住所録データを iCloud の連絡先へ移行する方法を解説します。vCard ファイルを書き出すだけで、連絡先の基本項目を簡単に移行可能です。PowerAddress で編集、管理している全ての住所録データを iCloud クラウドの連絡先へ展開することができます。ぜひダウンロードしてお試しください。iPhone ユーザーにもおすすめです。vCard での移行なので、他の vCard の場合でも参考になるかと思います。
Mac 環境の場合
Mac 環境の場合は、エクスポート画面の [Mac 連絡先を更新…] を使って、Mac 連絡先経由で iCloud へ移行することも可能です。詳しくは以下のページをご覧ください。
移行手順
1. 準備
PowerAddress 5.0(Win アプリ版、Mac アプリ版、FileMaker 版)を起動し、移行したいデータを検索機能などを使って抽出します。すべてを移行したい場合は [全て表示] をクリックします。移行したいデータが決まったら、PowerAddress の設定> データ移行> vCard 画面を開き、vCard のエクスポート設定を確認します。vCard 3.0 出力文字セットが、「Unicode(UTF-8)」になっていることを確認してください。
2. vCard ファイルをエクスポート
PowerAddress のエクスポート画面を開き、拡張タイプの「vCard」の右にある [エクスポート…] をクリックし、連絡先データを任意の場所に保存します。Mac 環境の場合は、エクスポートされた vCard ファイルの改行コードを CR から CRLF に変換する必要があります(Apple さん、CR でもインポートできるようにしてほしいなぁ)。
ちなみに、PowerAddress Mac の vCard 2.1 のエクスポート処理は、改行コードを CR から CRLF に変換しています。これは開発当時、Mac でエクスポートした vCard 2.1 が、Windows アドレス帳でもインポートできるよう考慮したためです。vCard 3.0 は、FileMaker Mac のデフォルトの改行コード CR のままエクスポートしています(FileMaker さん、Mac でも LF か CRLF にしてほしいなぁ)。
3. iCloud 連絡先へインポート
iCloud にログインし、下図の大きな赤枠の部分に vCard ファイルをドラック&ドロップするか、iCloud 連絡先の歯車メニューから「vCard 読み込み…」を実行し、vCard ファイルを指定してインポートします。
参考
移行可能な項目
この方法で移行できる項目は以下のとおりです。矢印の左側は PowerAddress の項目名、右側は iCloud 連絡先の項目名です。メモは、PowerAddress の設定> データ移行> vCard 画面で、任意の項目に変更することができます。必要であれば、vCard をエクスポートする前に設定してください。
PA のエクスポート機能をお試しください
FileMaker で起動または共有する場合は FileMaker 版を、単体で起動する場合やはじめての方はアプリ版をお試しください。好きな場所に展開(コピー)するだけ。詳しい手順はこちら、バージョンの違いはこちら。エクセルのテンプレートや他ソフトで作成した CSV からの移行方法はこちら。
ファイル | 概要 | サイズ |
PowerAddress 5.0 (.zip) | FileMaker 版(zip 圧縮) | 15 MB |
PowerAddress 5.0 (.dmg) | FileMaker 版(Mac dmg 圧縮) | 18 MB |
PowerAddress Win 5.0 | Windows アプリ版 64bit(zip 圧縮) | 76 MB |
PowerAddress Mac 5.0 | Mac アプリ版(Mac dmg 圧縮) | 91 MB |