住所録ファイルを他の PowerAddress で使う

PowerAddress フォルダ内の住所録ファイル(data)を入れ替える

ご利用の前に

住所録ファイルの上書きには十分ご注意ください。お客様が入力した住所録データは、PowerAddress フォルダ内の住所録ファイル(data)に保存されています。念のため、移行先の data をバックアップしてから移行することをおすすめします。移行先の data を違う場所へ移動するかファイル名を「_data」などとしておけばよいでしょう。上書きされた data は元に戻すことはできません。

住所録ファイルにパスワードが設定されている場合は、正しいパスワードを入力しない限り、データへのアクセスは行えません。また、試用期間を過ぎた住所録ファイルを使用するには、移行先の PowerAddress で認証できるライセンスキーが必要です。

v4.8 〜 5.0 のお客様へ

異なるバージョンの住所録ファイルは使用できませんが、v5.0 は例外として v4.8 〜 4.9 の住所録を使えるようにしています。ただし、v4.8 の住所録を使用すると起動時に「v5.0 の一部の機能は使えません」と警告が表示されます。v4.9 は警告なしで使用できますが、v4.8 と同様、v5.0 で加えた機能(data ファイルに関してはほんの一部ですが)は使えません。いずれの場合もバックアップを書き出すなど、一時的な利用をおすすめいたします。バックアップを書き出したら v5.0 の data に戻し、バックアップファイルをインポートするとよいでしょう。

住所録ファイル(data)を入れ替えるには

住所録ファイル(data)を PowerAddress 間で入れ替えて使う方法です。同じ製品の同じバージョンの住所録ファイルは、Windows/Mac/iOS で互換性があります。住所録ファイルを入れ替えるには、コピー元の住所録ファイル(data)をコピーし、コピー先の PowerAddress フォルダ内にペースト(貼り付け)して上書き保存します。ファイル名は「data」のまま変更しないでください。

手順

  1. 必要に応じて、移行元と移行先の PowerAddress をバックアップ
  2. 両方の PowerAddress が起動していないことを確認
  3. 移行元の住所録ファイル(data)をコピー
  4. コピーした住所録ファイル(data)を移行先の PowerAddress フォルダ内にペースト(貼り付け)して上書き

参考

住所録の更新頻度が低い場合は、この方法を使って複数の PowerAddress 間でデータを共用できるでしょう。ただし、いずれかの住所録データが変更された場合は、何らかの方法でデータを更新しなければなりません。例えば、最新の住所録ファイルをサーバーの特定の場所や共有ストレージに置き、各ユーザーがそれをコピーして自身の住所録ファイルを更新するなど、データの更新は運用でカバーする必要があります。