ファイルが損傷を受けた場合の対処方法
強制終了、停電、ハードウェアの問題、またはその他の原因により、PowerAddress のファイルが損傷を受ける場合があります。万が一損傷した場合は修復処理を行うことができますが、損傷の度合いにより修復できない場合もあります。最悪のケースに備え、定期的にバックアップを行うことをおすすめします。
通常は、データベースが開かれたときに、必要に応じて自動修復処理が実行されます。以下の修復作業は、ファイルを開くことができない場合にのみ使用してください。修復が成功した場合は、すぐにバックアップファイルをエクスポートし、新たな PowerAddress に移行することをおすすめします。
PowerAddress のファイルを修復するには (Win/Mac アプリ版)
- 修復コマンドの実行キー(Windows では Ctrl + Shift、Mac では Command + Option)を押しながら PowerAddress を起動し、「損傷したファイルを選択」ダイアログが表示されるまでキーを押したままにします。
- 修復するファイルを指定し、[選択] をクリックします。
- 修復結果を確認し、[OK] をクリックします。
- 「損傷したファイルを選択」ダイアログが再表示されます。他にファイルを修復するか、[キャンセル] をクリックします。
- 修復したファイルを使って PowerAddress が自動的に開きます。損傷ファイルは、ファイル名の最後に「(旧)」が追加されます。
PowerAddress のファイルを修復するには (FileMaker 版)
PowerAddress FM フォルダ内にある main.fmp12、data.fmp12、zipcode.fmp12 および、PA_lib フォルダ内にある関連ファイルは、PowerAddress 自身のファイルです。これらのファイルが損傷すると、起動時に修復を促すメッセージが表示されます。修復方法は以下のとおりです。
- FileMaker Pro が起動していることを確認します。PowerAddress が開いている場合は、ファイルメニューの [閉じる] を実行するか、画面上の [Quit] をクリックして PowerAddress だけを閉じます。
- FileMaker Pro の [ファイル] メニューから [修復…] を実行し、「損傷したファイルを選択」ダイアログを表示します。
- 修復するファイルを選択し、修復後のファイル名を指定して [保存] をクリックします。
- 修復結果を確認し、[OK] をクリックします。
- 他に修復するファイルがあれば、手順2〜3. を繰り返します。
- 損傷したファイルを PowerAddress FM フォルダ外に退避します。
- 修復したファイルの名称を元のファイルと同じ名称にします。
- PowerAddress を起動し動作を確認します。
PowerAddress のファイルを修復したら
万全を期すため、新たな PowerAddress(以下、PA)をダウンロードして展開し、すべてのデータを移行することをおすすめします。
- データベースの内容を確認します。
- 旧 PA のデータをバックアップします。※1
- 新 PA をダウンロードして任意の場所に展開します。くれぐれも旧 PA を削除(上書き)しないようご注意ください。
- 新 PA にバックアップファイルをインポートして移行します。※2
- カテゴリやメモなどのメニューを編集している場合は、新旧 PA 間でコピー&ペーストするなどして移行する必要があります。
※1、エクスポート画面や「設定> 一般」画面にある [住所録をバックアップ…] を使うと、すべてのレコードを簡単にバックアップすることができます。設定値をバックアップするには、[設定値のバックアップ…] をクリックします。
※2、[住所録をバックアップ…] を使った場合は、旧 PA の PA_backup フォルダ内にあるファイルをインポートします。[設定値のバックアップ…] を使った場合は、旧 PA の PowerAddress フォルダ内の Preferences を新 PA の PowerAddress フォルダ内にコピー&ペーストし、「設定> 一般」画面の [設定値のバックアップ…] の右隣にある [インポート…] をクリックします。
その他のファイルの修復 (FileMaker 版)
以下のような PowerAddress の起動とは直接関係のないファイルを修復する場合は、PowerAddress が開いていても修復することができます。
修復方法は、PowerAddress のファイルの修復方法 (FileMaker 版) とほぼ同じです。修復についての詳細は、お使いの FileMaker 製品のドキュメントをご覧ください。