フィールドの種類、タイプ、形式
PowerAddress の主なフィールドについて説明します。フィールドとは、姓、名、電話番号など、個々の情報を保管するための場所です。単に「入力欄」や「項目」と呼ぶこともあります。PowerAddress のフィールドは以下の3種類に大別されます。入力項目は88、入力データをもとに自動生成される項目は33と、100以上の項目を管理、運用することができます。
フィールドのタイプ
フィールドのタイプは、テキスト、数字、日付、オブジェクト、計算の4種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
テキストフィールド
入力および編集可能なフィールドのほとんどがこのタイプのフィールドです。例外は、数字フィールドの誕生月と誕生日、日付フィールドの作成日と更新日、オブジェクトフィールドの画像フィールドです。 テキストフィールドには、文字、記号、数字などのテキストを約 2 GB または 10 億文字まで保存することができます。フィールドの索引は、各単語または値の最初の 100 文字に基づいて設定されます。
数字フィールド
入力および編集可能なフィールドのうち、数字フィールドに該当するのは、本人と家族の「誕生月」フィールドと「誕生日」フィールドのみです。誕生月フィールドは、 1 〜 12 までの数字、誕生日フィールドには 1 〜 31 までの数字を保存することができます。半角数字での入力およびインポートを推奨します。全角で入力した場合は、自動的に半角数字へ変換します。ちなみに「誕生年」フィールドは、元号の入力に対応するためにテキストフィールドになっています。
日付フィールド
入力および編集可能なフィールドのうち、日付フィールドに該当するのは、「作成日」と「更新日」フィールドのみです。日付フィールドは、4000 年 12 月 31 日までの値を保存することができます。
オブジェクトフィールド
入力および編集可能なフィールドのうち、オブジェクトフィールドに該当するのは、画像や任意のファイルを格納する「画像」フィールドのみです。オブジェクトフィールドには、画像、テキストファイル、PDF ファイル、Word ファイル、Excel ファイルなどを保存することができます。ファイルへの参照情報を保存することも可能です。
計算フィールド
自動的に生成されるフィールドは、すべて計算フィールドに該当します。計算フィールドは、入力および編集可能なフィールドをもとに自動的に生成されます。ユーザーによる編集はできませんが、入力および編集可能なフィールドとともに自由にエクスポートすることができます。
フィールドの表示形式
フィールドの表示形式は、編集ボックス、ポップアップメニュー、ドロップダウンリスト、チェックボックス、ドロップダウンカレンダーの5種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
編集ボックス
データを入力および編集するための一般的な表示形式です。姓や名などの入力欄が該当します。入力および編集可能なフィールドの多くはこの形式で表示しています。
ポップアップメニュー
フィールドをクリックするとポップアップメニューが表示されます。メニューから値を選択して入力します。カード画面のカテゴリ、敬称、性別、カスタムメモのメモ5〜8(ポップアップ1〜4)などが該当します。
ドロップダウンリスト
フィールドをクリックするとドロップダウンメニューが表示されます。メニューから値を選択するかフィールドに直接入力することができます。ポップアップメニュー形式に似ていますが、フィールドに直接入力できる点が異なります。編集ボックスとポップアップメニューを合わせたような表示形式です。リスト> 一覧画面のカテゴリ、性別、カスタムメモのメモ5〜8(ポップアップ1〜4)、カード画面の家族の性別などが該当します。また、カード検索画面では、メニュー選択とフィールド入力の両方に対応できるように、カテゴリ、敬称、性別、カスタムメモのメモ5〜8(ポップアップ1〜4)などがドロップダウンリスト形式に切り替わります。
チェックボックス
一般的なチェックボックスです。クリックする度に ON と OFF が切り替わります。リストやカード画面のマークや、連名設定のチェックボックスが該当します。
ドロップダウンカレンダー
フィールドをクリックすると月毎のカレンダーが表示され、日付を簡単に入力することができます。カード検索時の作成日と更新日フィールドが該当します。
関連ページ
以下のページには、フィールド名の一覧とサンプルレコードを CSV、Excel、FileMaker Pro 形式のファイルにまとめたものがあります。コンマ区切りにしたフィールド名の一覧をコピーすることもできます。