PA の住所録を他の PA へ移行するには?

コピー&ペーストまたはファイル経由で移行

Q. 質問

PowerAddress の住所録データを他の PowerAddress へ移行するには?

A. 回答

PowerAddress フォルダを丸ごとコピー&ペースト、住所録ファイルをコピー&ペースト、エクスポートしたファイルを使って移行するなどの方法があります。

PowerAddress フォルダを丸ごとコピー&ペーストして移行

PowerAddress フォルダを丸ごとコピー&ペーストまたは複製する方法です。住所録データと設定値が同じ状態になります。アプリ版の場合はコピー元とコピー先が同じ動作環境である必要があります。FileMaker 版は異なる動作環境でも利用できます。以下はこの方法で移行する際の注意点です。

  • 必ず PowerAddress を終了してからコピー&ペーストしてください。
  • コピーや複製は使用許諾数(ライセンス数)の範囲内でご利用ください。

住所録ファイルをコピー&ペーストして移行

コピー元の PowerAddress フォルダ内にある住所録ファイル(data ファイル)をコピーし、コピー先の PowerAddress フォルダ内にペースト(貼り付け)します。住所録ファイルは Win/Mac 間で互換性があるため、異なる動作環境への移行も可能です。ただし、異なるバージョンの PowerAddress 間では移行できない場合があります。異なるバージョン間で移行したい場合は、後述の「エクスポートしたファイルを使って移行」をご覧ください。以下はこの方法で移行する際の注意点です。

  • 必ず PowerAddress を終了してからコピー&ペーストしてください。
  • コピー先の住所録データは上書きされます。必要であれば事前にバックアップをとってから行ってください。
  • 住所録ファイルのファイル名は変更しないでください。
  • 設定値は別途移行する必要があります。

エクスポートしたファイルを使って移行

すべての住所録を移行したい場合は、コピー元の PowerAddress でバックアップファイルをエクスポートし、そのファイルをコピー先の PowerAddress でインポートするのが最も簡単な方法です。バックアップファイルを作成するには、エクスポート画面か設定画面にある [住所録をバックアップ…] をクリックします。[Text] を選ぶと Merge 形式(フィールド名付き CSV)でエクスポートされます。顔写真などの画像データを含めたい場合は、FileMaker Pro 形式の [Text, Img] でエクスポートします。この方法はアップグレードの際の移行方法としても紹介しています。詳しくは以下のページをご覧ください。

住所録の一部を移行したい場合は、まず検索機能などを使って任意のレコードを抽出します。次にその対象レコードを任意のファイル形式でエクスポートします。ファイル形式は、フィールドの位置合わせがしやすいように、フィールドの情報を含んだ Merge、FileMaker、Excel 形式などがよいでしょう。

コピー先の PowerAddress で住所録をインポートするには、インポート画面にある標準タイプの [インポート…] か設定画面にある住所録の [インポート…] をクリックします。インポート時のファイルを開くダイアログで、ファイル形式とファイル名を指定し、配置順を [照合名順] にしてインポートします。

この質問と回答に該当する製品

この質問と回答に該当する製品とバージョンは以下のとおりです。

  • PowerAddress 5.0
  • PowerAddress 4.9