一致するテキスト、単語の検索方法
Q. 質問
ID の欄を社員番号の管理に使用しています。社員番号は 1 から 9999 までの数字です。この場合、ID が 70 のレコードだけを検索するにはどうしたらいいですか? カード検索画面で ID に 70 を入力して検索すると、70 のほかに 700 や 701 なども抽出されます。
A. 回答
PowerAddress の ID フィールドはテキストフィールドです。完全に一致するテキストを検索するには、カード検索画面で ID に ==70 を入力して検索します。
ご指摘のとおり、ID の欄を 70 で検索すると、70 のほかに、70 ではじまる 700 や 701 なども抽出されます。これは ID の欄が、数字以外の値も管理しやすいように、数字形式ではなくテキスト形式で構成されているためです。検索処理はテキスト扱いとなります。
70 だけを抽出したい場合は、ID の欄に =70 または ==70 を入力して検索します。前者は、ID 内の単語を調べ、70 に一致する単語をもつレコードを抽出します。後者は、ID 内のすべてのテキストを調べ、70 に完全に一致するテキストをもつレコードを抽出します。
ID 内のデータが一つの単語で構成されている場合は、どちらも同じ結果となりますが、「A-70」や「あ700」など、複数の単語で構成されている場合は、==70 で検索する必要があります。データの構成が不確かな場合は、==70 で検索した方がよいでしょう。
例えば、10件のレコードの ID がそれぞれ以下のようになっているとします。
- 70
- 71
- 700
- 3701
- A 70
- A-70
- A-570
- A-700
- あ700
- あ1700
ID を 70 で検索すると、以下の6件のレコードが抽出されます。
- 70
- 700
- A 70
- A-70
- A-700
- あ700
ID を =70 で検索すると、以下の3件のレコードが抽出されます。
- 70
- A 70
- A-70
ID を ==70 で検索すると、以下の1件のレコードだけが抽出されます。
- 70
以上のように、検索文字列に = を付けて検索すると、一致する単語をもつレコードが抽出されます。== を付けて検索すると、完全に一致するテキストをもつレコードが抽出されます。
この質問と回答に該当する製品
この質問と回答に該当する製品とバージョンは以下のとおりです。
- PowerAddress 5.0
- PowerAddress 4.9
関連ページ
外部サイト
- レコード内のテキストの検索 – FileMaker Pro 17 ヘルプ