v4.7 から v5.x への移行方法

v4.7 から v5.x への移行方法を解説します。このページは、以下の製品をご利用中のお客様が対象となります。

  • FileMaker 版 v4.7
  • Win アプリ版 v4.7
  • Mac アプリ版 v4.7

既報のとおり、v4.7 は 2018/03/31 をもってサポートが終了いたします。継続して使用する場合は、常にバックアップをとることをおすすめいたします。なお、v4.7 のご登録ユーザー様へは v5.x へ有償アップグレード用クーポンを送付しております。この機会に v5.x への移行をご検討いただければ幸いです。

移行の前に

念のため PowerAddress フォルダを丸ごとバックアップすることをおすすめいたします。

準備ができたら v5.x をダウンロードし、任意のフォルダ(デスクトップや書類フォルダなど)に展開またはコピーします。ライセンスをお持ちであれば、「設定> ライセンス」画面でライセンスキーを入力してください。

重要)データの移行が完了するまでは、v4.7 の PowerAddress フォルダを絶対に削除しないでください。移行が完了しても、しばらくの間は保管しておくことをおすすめいたします。

データの移行方法

以下は、バックアップ機能を使って全データを書き出して移行する例です。検索などで抽出したデータを移行したい場合は、エクスポート画面を使って書き出してください。既にバックアップファイルをお持ちのお客様は、手順2から実行してください。画像データを含むバックアップファイル(.fp7 形式)は、v5.x では直接インポートできません。画像データが必要な場合は、FileMaker Pro 12 以降を使って、.fp7 形式のファイルを .fmp12 形式に変換する必要があります。

Mac アプリ版 v4.9 を macOS High Sierra 10.13 で動作させると、ダイアログのボタン操作などで異常終了する場合があります。Mac アプリ版 v4.7 を macOS High Sierra 10.13 で利用中で、かつバックアップファイルをお持ちでないお客様は、住所録のバックアップ機能ではなく、標準のエクスポート機能をお試しください。

FileMaker 版、Win アプリ版、Mac アプリ版

  1. v4.7 の設定画面にある [住所録をバックアップ…] をクリックし、[Text] を選択 ※1
  2. v5.x を起動し、v5.x の設定画面にある住所録バックアップの [インポート…] をクリック
  3. ダイアログ下のファイルの種類 (表示) を「すべて」にし、手順1で作成したバックアップファイルを指定
  4. 配置順を「照合名順」にし、新規レコードとしてインポート
  5. 必要に応じて設定値の内容を移行 ※2
  6. 必要に応じてポップアップメニューの内容を移行 ※3

Mac アプリ版(macOS High Sierra 10.13)でバックアップファイルがない場合

  1. v4.7 の エクスポート画面を開き、標準タイプの [エクスポート…] をクリック
  2. 任意のファイル名で Merge ファイルを保存
  3. 「フィールドデータのエクスポート順」ダイアログで、[すべて移行] をクリック
  4. 「オブジェクトフィールドをエクスポートできません」を [OK]
  5. 「出力ファイルの文字セット」を「日本語 (Shift-JIS)」にし、[エクスポート] をクリック
  6. v4.7 が異常終了する場合あり
  7. v5.x を起動し、v5.x の設定画面にある住所録バックアップの [インポート…] をクリック
  8. ファイルの種類 (表示) を「Merge ファイル」にし、手順1〜5で作成したバックアップファイルを指定
  9. 配置順を「照合名順」にし、新規レコードとしてインポート
  10. 必要に応じて設定値の内容を移行 ※2
  11. 必要に応じてポップアップメニューの内容を移行 ※3

※1)バックアップファイルについて

[Text] を選択すると、汎用性の高いテキスト形式でバックアップされます。[Text, Img] を選択すると、顔写真などの画像を含むデータがバックアップされますが、v5.x では直接インポートできません。画像データが必要な場合は、FileMaker Pro 12 以降を使って、.fp7 形式のファイルを .fmp12 形式に変換する必要があります。バックアップファイルは PowerAddress 4.7 フォルダ内の PA_backup というフォルダに保存されます。ファイル名は、[Text] の場合は backup_text、[Text, Img] の場合は backup_text_img となります。

※2)設定値について

PowerAddress の設定項目はそれほど多くはありません。v4.7 の設定値ファイル(Preferences)は v5.x では直接インポートできませんので、v4.7 の設定画面を参照しながら v5.x で再設定してください。

※3)ポップアップメニューの内容について

v4.7 のカテゴリ、メモ1〜8の項目名、メモ5〜8のメモ内容、フォント一覧、メールのトピックなどを変更している場合は、それらをコピー&ペーストして移行する必要があります。v4.7 は設定値のバックアップ機能がありませんので、v4.7 と v5.x を同時起動し、双方のメニューを行き来しながらコピー&ペーストしてください。以下は編集例です。

カテゴリのメニューを移行する例
  1. v4.7 のカード画面を開く
  2. カテゴリのメニューの「編集…」を開き、v4.7 のメニューをコピー
  3. v5.x のカード画面を開く
  4. カテゴリのメニューの「編集…」を開き、v4.7 のメニューをペースト
メモ1〜4の項目名を移行する例
  1. v4.7 の「設定> カスタムメモ」画面を開く
  2. 画面右側にあるメモ1〜4のいずれかのメニューの「編集…」を開き、v4.7 のメニューをコピー
  3. v5.x の「設定> カスタムメモ」画面を開く
  4. 画面左側にあるメモ1〜4のいずれかのメニューの「編集…」を開き、v4.7 のメニューをペースト
  5. メモ1〜4の項目名を再設定
メモ5〜8の項目名を移行する例
  1. v4.7 の「設定> カスタムメモ」画面を開く
  2. 画面右側にあるメモ5〜8のいずれかのメニューの「編集…」を開き、v4.7 のメニューをコピー
  3. v5.x の「設定> カスタムメモ」画面を開く
  4. 画面左側にあるメモ5〜8のいずれかのメニューの「編集…」を開き、v4.7 のメニューをペースト
  5. メモ5〜8の項目名を再設定
メモ5〜8の内容を移行する例
  1. v4.7 の「設定> カスタムメモ」画面を開く
  2. 画面左側にあるメモ5〜8の内容のいずれかのメニューの「編集…」を開き、v4.7 のメニューをコピー
  3. v5.x の「設定> カスタムメモ」画面を開く
  4. 画面右側にあるメモ5〜8の内容のいずれかのメニューの「編集…」を開き、v4.7 のメニューをペースト

その他

スタートメニューや Dock など、ショーットカットやエイリアスを使って起動していた場合は注意が必要です。引き続きこれらの方法で起動したい場合は、新たな PowerAddress が起動するようにショーットカットやエイリアスを作り直してください。