共有フォルダに設置するには?

OS レベルのアクセス権が必要

Q. 質問

共有フォルダやプログラムフォルダ(アプリケーションフォルダ)に設置すると、「このファイルは変更禁止なので、この操作は実行できません」とか「〜をこのディスク上に作成できませんでした」などのメッセージが表示されます。回避方法はありますか?

A. 回答

共有フォルダやプログラムフォルダ(アプリケーションフォルダ)への設置はおすすめしません。設置およびその後の運用方法などについてはサポート外とさせていただきます。まずは自身のドキュメントフォルダ(書類フォルダ)内かデスクトップへの設置をお試しください。以下ご参考まで。

共有フォルダやプログラムフォルダ(アプリケーションフォルダ)など、OS レベルのアクセス権が必要な場所に設置する場合は、PowerAddress フォルダのアクセス権を変更する必要があります。この他、自分以外のユーザー(パソコンのアカウント)の PowerAddress を起動する際も適切な書き込み権限が必要です。アクセス権を変更するには、パソコンの管理者権限が必要です。アクセス権の操作や PowerAddress フォルダの取り扱いには十分注意してください。

参考)Windows での操作例

  1. PowerAddress フォルダを右クリックして [プロパティ] を開く
  2. セキュリティのタブをクリック
  3. 適切なグループまたはユーザーの「書き込み」を ON にする

例えば、Users グループに書き込み許可を与える場合は、「グループ名またはユーザー名」の下の [編集…] をクリックし、Users の書き込み許可のボックスにチェックを入れます。Users グループがない場合は、Users グループを追加するか、適切なユーザーを追加してアクセス権を与えるとよいでしょう。

通常、「C:¥Program Files」に展開/移動/コピーした場合は、Users グループが表示されます。「C:¥Users¥Public」の場合は、Users グループを追加するか、必要なユーザーの追加が必要です。

参考)Mac での操作例

  1. PowerAddress フォルダを右クリックして [情報を見る] を開く
  2. 共有とアクセス権を表示する
  3. 適切なグループまたはユーザーのアクセス権を「読み/書き」にし、内包している項目にも適用する。

例えば、Staff グループに書き込み許可を与える場合は、名前とアクセス権ボックスの右下にある鍵をクリックしてロックを解除し、Staff のアクセス権を「読み/書き」にした状態で、下の歯車アイコンの [内包している項目に適用…] を実行します。Staff グループがない場合は、適切なユーザーを追加してアクセス権を与えるとよいでしょう。

通常、「(Macintosh HD)/アプリケーション」や「(Macintosh HD)/ユーザ/共有」に移動した場合は、Staff グループが表示されます。コピーすると admin グループや wheel グループになりますので、必要なユーザーの追加が必要です。

注意事項

PowerAddress はフォルダ単位で動作します。お客様が入力した住所録データは、PowerAddress はフォルダ内の住所録ファイル(data ファイル)に保存されていることに注意してください。他のソフトと同じ感覚でアプリケーションフォルダ内の PowerAddress フォルダを上書きすると、住所録データがすべて消失します。

また、共有フォルダやプログラムフォルダに設置する場合は、住所録データのセキュリティにも注意する必要があります。

住所録の共有したい場合は、FileMaker を使った同時共有がおすすめです。共有フォルダなどに設置したりアクセス権を変更することなく、複数のクライアントで同時にアクセスすることができます。FileMaker を使えば、簡単で安全な共有が可能です。

この質問と回答に該当する製品

この質問と回答に該当する製品とバージョンは以下のとおりです。

  • PowerAddress 5.0

PowerAddress フォルダとは

PA フォルダ

PowerAddress をダウンロードして展開またはコピーすると、PowerAddress Win 5.1、PowerAddress Mac 5.1、PowerAddress 5.1 などのフォルダが現れます。このフォルダのことを便宜上、単に「PowerAddress フォルダ」と呼びます。バージョン毎のフォルダ名は以下のとおりです。

バージョン動作環境実際のフォルダ名
v5.1Win アプリ版PowerAddress Win 5.1
Mac アプリ版PowerAddress Mac 5.1
FileMaker 版PowerAddress 5.1
v4.9Win アプリ版PowerAddress RT 4.9
Mac アプリ版PowerAddress RT 4.9
FileMaker 版PowerAddress FM 4.9
v4.8.2Win アプリ版PowerAddress RT 4.8.2
Mac アプリ版PowerAddress RT 4.8.2
FileMaker 版PowerAddress FM 4.8.2

PowerAddress フォルダ内には、メインファイル(main)、住所録ファイル(data)、郵便番号データベース(zipcode)、その他の関連ファイルが含まれています。Win/Mac アプリ版の場合は、それらに加えて実行ファイル(Win 版は PowerAddress.exe、Mac 版は PowerAddress.app)が追加されます。PowerAddress フォルダは、住所録データベースの一つの単位と言ってもよいでしょう。ファイル構成の詳細は「ファイル構成」をご覧ください。

PowerAddress を起動(アプリ版は実行ファイルを、FileMaker 版は main をダブルクリック)すると、同一階層にある住所録ファイルが参照されます。PowerAddress は、PowerAddress フォルダ単位で独立して動作します。これにより、任意の場所への設置(展開またはコピー)、複数の PowerAddress の設置、複数の PowerAddress の並列起動などが可能です。

PowerAddress フォルダの名称は自由に変更できます。複数設置する場合は、「PA 5.1 個人用」や「PA 5.1 仕事用」などとするとわかりやすいでしょう。PowerAddress フォルダ毎の移動も可能です。

住所録ファイルのバックアップ, リストア

PowerAddress フォルダ内の data ファイルをバックアップ

データベースの住所録データは、PowerAddress フォルダ内の data というファイルにすべて保存されます。このファイルをコピーし、任意の場所にペースト(保存)することで、すべてのレコードをバックアップすることができます。data にパスワードを設定している場合は、その状態を維持したままバックアップすることが可能です。主な特徴は以下のとおりです。

  • 住所録ファイル(data ファイル)をコピー&ペーストするだけの簡単操作
  • バックアップファイルを PowerAddress フォルダに上書きするだけでリストアできる
  • バックアップファイルを使用するには PowerAddress が必要
  • 設定値は含まない

リストアは簡単です。PowerAddress フォルダ内の住所録ファイルをリストアしたい住所録ファイルで上書きするだけです。バックアップしておいた data を、リストア先の PowerAddress フォルダ内にペースト(上書き保存)するだけですべてのレコードを復元することができます。ファイル名は data のまま変更しないでください。このファイルは、Win/Mac アプリ間または、FileMaker クライアント(Windows、Mac、iOS デバイス)間で互換性があります。

なお、異なるバージョンの住所録ファイルは使用できません。また、住所録ファイルにパスワードが設定されている場合は、正しいパスワードを入力しない限り、データへのアクセスは行えません。

住所録ファイルの上書きには十分ご注意ください。念のため、上書き先の data をバックアップしてから上書きすることをおすすめします。上書きされた data は元に戻すことはできません。

関連ページ

USB メモリ上の PowerAddress を使う

住所録名簿を PC にインストールせず持ち歩く、バックアップにも便利

PowerAddress フォルダを USB メモリにコピーまたは移動し、その PowerAddress を直接起動する方法です。USB メモリを他のパソコンに接続してそのまま利用できます。アプリ版の場合は、PowerAddress フォルダ内に実行ファイルがあるので、個々のパソコン内に PowerAddress がなくても動作します。FileMaker 版の場合は、個々のパソコンに FileMaker Pro が必要です。

この使い方は、住所録や顧客名簿を持ち歩きたい場合や、PowerAddress をパソコン内にインストールしたくない場合に便利です。起動可能な状態のバックアップとしてもご利用いただけます。

いくつかの USB メモリで動作することを確認しておりますが、すべての機器での動作を保証するものではありません。サポートできない場合がありますので、ご利用の前にバックアップをとることをおすすめいたします。また、USB メモリの紛失にはくれぐれもご注意ください。

PowerAddress の「設定> ライセンス」画面には「起動ノード数」という項目があります。これは異なるノード(パソコン)での起動をカウントするものです。この値を参考に、ライセンスの使用許諾数内でご利用ください。ライセンス登録前の試用も可能です。

USB メモリへの移行と起動方法

ご利用の前にバックアップをとることをおすすめいたします。移行方法は簡単です。現在ご利用中の PowerAddress フォルダを丸ごと USB メモリにコピーまたは移動するだけです。起動するには、USB メモリ内の PowerAddress フォルダにある PowerAddress アイコン(FileMaker 版の場合は main)をダブルクリックします。FileMaker 版の場合は、個々のパソコンに FileMaker Pro が必要です。PowerAddress フォルダについては以下のページをご覧ください。

必要な PA のライセンス

この方法で起動するには、使用許諾数に応じたライセンスが必要です。ライセンスの一覧は以下のページをご覧ください。

v4.7 以前のシングルライセンス(1ライセンス)や使用許諾数を超えたパソコンで起動した場合は、使用許諾数オーバーと判断されライセンスが削除される場合があります。その際は、ご購入時のライセンスキーを再入力する必要がありますのでご注意ください。再登録後は、使用許諾数内でご利用いただくか、使用許諾数が多い上位グレードのライセンスをご検討ください。使用許諾数内であればライセンスの再入力は不要です。

参考資料

Win/Mac 間でやり取りしたい場合は、USB メモリのフォーマットを FAT か exFAT にするとよいでしょう。Win でも Mac でもフォーマットできます。

共有フォルダや共有ディスク上の PowerAddress を使う

共有場所にある PowerAddress を起動する

サポート外の参考資料です。PowerAddress を共有フォルダや共有ディスクにインストールし、他のパソコンから使用する方法です。ランタイム版の場合は、PowerAddress フォルダ内に実行ファイルがあるので、個々のパソコン内に PowerAddress がなくても動作します。

パソコン内の共有フォルダやいくつかの共有ディスクで動作することを確認しておりますが、すべての環境や機器での動作を保証するものではありません。サポートできない場合がありますので、ご利用の前にバックアップをとることをおすすめいたします。

PowerAddress の「設定> ライセンス」画面には「起動ノード数」という項目があります。これは異なるノード(パソコン)での起動をカウントするものです。この値を参考に、ライセンスの使用許諾数の範囲内でご利用ください。ライセンス登録前の試用も可能です。

なお、この方法は簡易的なデータの共用と言えるでしょう。起動できるのは常に一つです。複数のパソコンから同時に使用することはできません。同時に使用したい場合は、FileMaker Cloud かオンプレミスの FileMaker Server での共有をご利用ください。大切なデータをより安全に、より簡単に共有することができます。

必要な PA のライセンス

この方法で起動するには、使用許諾数に応じた PA のライセンスが必要です。ライセンスの一覧は以下のページをご覧ください。

v4.7 以前のシングルライセンス(1ライセンス)や使用許諾数を超えたパソコンで起動した場合は、使用許諾数オーバーと判断されライセンスが削除される場合があります。その際は、ご購入時のライセンスキーを再入力する必要がありますのでご注意ください。再登録後は、使用許諾数内でご利用いただくか、使用許諾数が多い上位グレードのライセンスをご検討ください。使用許諾数内であればライセンスの再入力は不要です。

関連ページ

住所録ファイルを他の PowerAddress で使う

PowerAddress フォルダ内の住所録ファイル(data)を入れ替える

ご利用の前に

住所録ファイルの上書きには十分ご注意ください。念のため、移行先の data をバックアップしてから移行することをおすすめします。移行先の data を違う場所へ移動するかファイル名を「_data」などとしておけばよいでしょう。上書きされた data は元に戻すことはできません。

住所録ファイルにパスワードが設定されている場合は、正しいパスワードを入力しない限り、データへのアクセスは行えません。また、試用期間を過ぎた住所録ファイルを使用するには、移行先の PowerAddress で認証できるライセンスキーが必要です。

v4.8 〜 5.0 のお客様へ

異なるバージョンの住所録ファイルは使用できませんが、v5.0 は例外として v4.8 〜 4.9 の住所録を使えるようにしています。ただし、v4.8 の住所録を使用すると起動時に「v5.0 の一部の機能は使えません」と警告が表示されます。v4.9 は警告なしで使用できますが、v4.8 と同様、v5.0 で加えた機能(data ファイルに関してはほんの一部ですが)は使えません。いずれの場合もバックアップを書き出すなど、一時的な利用をおすすめいたします。バックアップを書き出したら v5.0 の data に戻し、バックアップファイルをインポートするとよいでしょう。

住所録ファイル(data)を入れ替えるには

住所録ファイル(data)を PowerAddress 間で入れ替えて使う方法です。同じ製品の同じバージョンの住所録ファイルは、Windows/Mac/iOS で互換性があります。住所録ファイルを入れ替えるには、コピー元の住所録ファイル(data)をコピーし、コピー先の PowerAddress フォルダ内にペースト(貼り付け)して上書き保存します。

住所録の更新頻度が低い場合は、この方法を使って複数の PowerAddress 間でデータを共用できるでしょう。ただし、いずれかの住所録データが変更された場合は、何らかの方法でデータを更新しなければなりません。例えば、最新の住所録ファイルをサーバーの特定の場所や共有ストレージに置き、各ユーザーがそれをコピーして自身の住所録ファイルを更新するなど、データの更新は運用でカバーする必要があります。

手順

  1. 必要に応じて、移行元と移行先の PowerAddress をバックアップ
  2. 両方の PowerAddress が起動していないことを確認
  3. 移行元の住所録ファイル(data)をコピー
  4. コピーした住所録ファイル(data)を移行先の PowerAddress フォルダ内にペースト(貼り付け)して上書き

ファイル名は「data」のまま変更しないでください。

住所録ファイルとは

data ファイル

PowerAddress フォルダ内にある data ファイルのことを「住所録ファイル」と呼びます。住所録テーブルを格納しているファイルです。ユーザーが入力した住所録データは、このファイルに保存されます。取り扱いには十分ご注意ください。

同じバージョンの住所録ファイルは、Win/Mac/iOS 間で互換性があります。アプリ版の拡張子を *.pa12 から *.fmp12 に変更すれば、同じバージョンの FileMaker 版の住所録ファイルとしても使えます。

住所録の共有について

FileMaker Cloud、FileMaker Server で共有

クライアントサーバ型の同時共有
共有は FileMaker で

PowerAddress を FileMaker Cloud、オンプレミスの FileMaker Server、LAN 上の FileMaker Pro でホストすると、ネットワーク上の Windows や Mac の FileMaker クライアント、iPhone や iPad の FileMaker Go、Web ブラウザなどから同時共有することができます。ご利用には別途 FileMaker 製品のライセンスが必要です。FileMaker Cloud for AWS を利用するには AWS の利用料金が必要です。

住所録の共有

共有のテスト

その他

住所録データを他の PowerAddress で使ったり、住所録データを複数のユーザーまたは複数のパソコンで使うことができます。USB メモリにコピーして持ち歩き、起動することもできます。

FileMaker 版のファイル構成

ファイルメーカー版のファイル一覧

以下は PowerAddress 5.1 フォルダ内の主なファイルです。

PowerAddress 5.1 フォルダ

  • /my_database_fmp12 ← リレーション用の FileMaker Pro サンプル(詳細
  • /PA_backup
  • /PA_email
  • /PA_images
  • /PA_lib
  • data.fmp12 ← 住所録ファイル(Win/Mac/iOS 互換)
  • FMP Acknowledgements.pdf
  • main.fmp12 ← メインファイル(これをダブルクリックして起動、別途 FileMaker が必要)
  • Preferences ← 設定値バックアップ時に生成(FileMaker Pro ファイル)
  • zipcode.fmp12 ← 郵便番号データベース(Win/Mac/iOS 互換)
  • お読みください.pdf

設定値のバックアップ, リストア

設定値やメニュー内容をバックアップ

設定値をバックアップするには、「設定 > 一般」レイアウトにある [設定値をバックアップ…] をクリックします。バックアップを行うと、PowerAddress フォルダ内に設定値のバックアップファイルが作成されます。ファイル名は以下のとおりです。同じ名称のファイルがある場合は上書き保存します。

  • Preferences

リストアするには、「設定 > 一般」レイアウトの [設定値をバックアップ…] の右隣にある [インポート…] を使用します。Preferences ファイルが存在しない場合はエラーを返します。

v4.8.2 からは、PA_backup フォルダ内に、カテゴリ、メモの項目名、ポップアップメモなどのメニュー内容もバックアップされます。メニュー内容をカスタマイズしている場合に役立つバックアップです。ファイル名は以下のとおりです。同じ名称のファイルがある場合は上書き保存します。

  • D1_カテゴリ.txt
  • D2_性別.txt
  • D3_メモ1-4の項目.txt
  • D4_メモ5-8の項目.txt
  • D5_メモ5-8の内容.txt
  • D6_敬称.txt
  • D7_その他の連名.txt
  • M1_メール_宛先指定.txt
  • M2_メール_トピック.txt
  • M3_メール_メッセージ.txt
  • P1_AIRMAILなどの注記.txt
  • P2_Winフォント一覧.txt
  • P3_Macフォント一覧.txt

上記ファイルのファイル形式はテキストファイル、エンコーディングは UTF-16、改行コードは CR です。Windows 環境の場合は、メモ帳ではなくワードパッドで開いてください。改行が正しく表示されます。ワードパッドで開くには、ファイルを右クリックし、[プログラムから開く> ワードパッド] を選択してください。Mac 環境の場合は、テキストエディットで開くことができます。そのままダブルクリックして開いてください。